関西マンドリン合奏団

生田神社-観月祭

9月10日は、生田神社の観月祭で奉納演奏を依頼されていた。アテネ地震の直後でもあり、生田神社の拝殿にしつらえられた舞台にたち、アテネの人たちの無事と、演奏旅行の成功を祈りつつ、メンバー全員が心をひとつにして演奏した厳かな夜だった。

ギリシャの犬

アテネには首輪はしているが飼い主がどこにも見当たらない犬が街のあちこちにいた。とても人なつっこく行儀も良い。アテネ大学構内にも2匹の犬があり、演奏会後のレセプションでは、人込みは避け、たまたまそばにきた人に料理を分けてもらうのをおとなしく待っていた。お客様にも犬を嫌って逃げる人などおらず、日本では見かけられない光景をうらやましく思った。

アレキサンダー大王のカフリンクス

演奏会、レセプションに続き、松本大使ご夫妻がメンバー会員を招いてくださった晩餐会の席上で、松本大使から川口先生にアレキサンダー大王をかたどった金のカスリンクスの贈り物があった。

イドラ島のロバ

イドラ島で船を降りるとすぐにロバタクシー乗場がある。2頭で一組になっていて先頭のロバの尻尾と2頭目の首をロープでつないでいる。馬に比べるとはるかに小さく大人が乗るのはかわいそうな気がしたが、自分が乗って払うタクシー代がロバの餌代になるのだと思い返し、乗ることにした。ロバさんごめんね!

ローマの昼食

10月6日、演奏会の日の昼食時間は自由行動で、各自食べたい物に合わせてレストランを選ぶことになった。ローマをゆっくり楽しみたい人は高級レストランで豪華なイタリア料理を堪能し、軽く済ませたい人はピッツェリアで窯焼きのおいしいピザに舌鼓を打った。それから買い物を優先させた人。ランチタイムが終わってしまい、ちゃんとした食事に有りつけなかったとか……。

フィレンツェの夜

10月7日、フィレンツェでの夕食も自由行動だった。川口先生が初めての人たちのために同行を申し出てくださったのだが、大半のメンバーは、安廣さん曰く「クモの子を散らすように」閉店間際のブランド店をめざして走り去ってしまい、先生をあきれさせた。

ベニスでの時間の過ごし方

ベニスはフィレンツェに比べるととても暖かで、観光後、夕食までの時間をそれぞれ楽しむことができた。ショーウィンドウでキラキラと輝く、ヴェネツィアン・グラスやレース、マスケーラ等、さまざまに美しい物の虜になってしまい、サンマルコ広場に留まる人。建物が密集するベニスのなか、趣向を凝らした広い庭園を有するホテル内を散策する人。そして5ッ星ホテルのレストランでいただくディナー、贅沢な部屋で過ごす優雅な夜へと続く。こうして現実を忘れて夢のような1日は過ぎていった。

次回はオペラツアー?


川口先生の妹・順子さん

ミラノのホテルはスカラ座から歩いて5分ほどのところにあった。残念ながら、オペラのシーズンではなく、「今度は演奏会なしのオペラツアーで来るぞ!」。しかし来年は、5月27日、豊中アクア文化ホールに於いて「第30回春へのノスタルジア」、秋には「関西マンドリン合奏団創立40周年記念第42回定期演奏会」の開催が予定されているので、オペラツアーは再来年あたりだろうか?